株式会社 SSKPC

A00007 2000/01/01
1000ドルパソコン
パソコンの低価格化が加速した90年代後半に、米国でシェアを拡大した低価格のデスクトップパソコンの総称。米AMDなどのインテル互換CPUを採用し、機能を必要最小限に絞ることにより、販売価格を1000ドル程度に抑えたことからこう呼ばれた。米コンパックコンピュータ、台湾エイサーなどの大手パソコンメーカーも、この市場に参入した。  日本では96年後半に、日本エフ・アイ・シーや日本エイサーなどの台湾勢が、1000ドルパソコンに相当する10万円程度の製品を発売した。  97年ごろになると、卸業者や販売店が、「ホワイトボックス」と呼ばれる、1000ドルよりさらに格安のパソコンを製造・販売する動きが広がり、米デスクトップパソコン市場で急速にシェアを拡大。それに伴い低価格パソコンの価格帯もどんどん下がり、99年6月現在では300~500ドルのパソコンが主戦場となっている。