株式会社 SSKPC

A00057 2000/01/01
68000
米モトローラが79年に発表した16ビットCPU。68Kと表記されることもある。正式名称はMC68000。同系列のCPUとしては、仮想記憶に対応したMC68010、32ビットCPUになったMC68020、MC68030、MC68040がある。94年ごろまでのMacintoshがこれらのCPUを採用していた。  MC68000の演算部とデータバスは16ビット長だが、32ビットへの移行性を考慮して内部レジスターを32ビット長にしている。24ビットアドレッシングを採用し、16MBのメインメモリーを直接読み書きできるほか、レジスターの汎用性が高く、プログラムが組みやすいという点では評価が高かった。しかし、MS-DOSのような有力なOSが育たず、周辺LSIの供給が遅れたことなどから、パソコン用CPUとしては米インテルの製品に主役の座を奪われた。