株式会社 SSKPC

A00072 2000/01/01
ACPI advanced configuration and power interface
パソコン用の電力制御インタフェース。APMの後継として米マイクロソフトや米インテル、東芝などが共同で定め、96年12月に仕様が公開された。98年4月よりACPIへの対応がWindowsロゴ取得の必須機能になった。Windows 98では標準採用になっている。  ACPIではパソコンの各デバイスとBIOS、OSが連携を取って、デバイスの消費電力を管理する。APMがBIOSとOS間のみのインタフェースを規定したもので電力制御はBIOS任せだったのに対し、ACPIではOSが中心になって制御できる。そのため、よりきめ細かな管理が可能になる。  なお、パソコンがACPIに完全に対応するためには、OSだけでなく、BIOS、チップセット、周辺機器のドライバーのすべてがACPIに対応している必要がある。99年6月現在、大手メーカーの主力デスクトップ/ノートパソコンはほぼACPI対応のBIOSを搭載している。  しかしパソコンの電力制御にACPIを使うかどうかはメーカーごとに対応が異なる。東芝はノートパソコンの電力制御にACPIを使っているが、NECや日本アイ・ビー・エムなどはACPI対応BIOSを搭載したマシンでもAPMで電力を制御している。APMで制御した方がバッテリー駆動時間が若干長いためだという。