株式会社 SSKPC

A00088 2000/01/01
ADSL asymmetric digital subscriber line
既存の電話線と同じ銅の電話線を利用して、高速データ通信を可能にする通信方式のひとつ。音声伝送用の300~3.4kHzの帯域より高い、4k~2.2MHzの帯域を使ってデータ通信を行うため、理論上はモデムの700倍の高速転送が可能になる。  上り回線と下り回線の通信速度は非対称(Asymmetric)になる。電話局から家庭向けの下り回線が最大12Mbps程度なのに対し、家庭から電話局向けの上り回線は最大1.3Mbps程度。  利用には電話局と家庭の双方にADSLモデムが必要。米国では一部の地域電話会社で導入が始まっている。  日本でもNTTが99年秋から首都圏と大阪圏の一部で試験サービスを始める。ただし、電話局から遠いなど条件の悪い加入者もカバーできるように通信速度は上り200kbps、下り500kbps程度に抑えられる。また、NTTは光ファイバーの家庭への敷設を最終目標としており、ADSLはそれまでのつなぎのサービスと位置付けている。