株式会社 SSKPC

A00134 2000/01/01
ASPI advanced SCSI programming interface
米アダプテックが提唱し公開している、パソコン(ホスト)側のSCSIボードとSCSI機器の間の互換性を確保するためのインタフェース仕様。  SCSI規格は、ハードウエアの仕様が厳密に規定されているのに対し、ソフトウエアの仕様は大まかになっている。そのため、パソコンではボードとSCSI機器のメーカーが異なると正しく認識されないなどの不具合が起きやすくなっている。そこで、アダプテックはボードと機器の間のインタフェースをASPIとして定め、89年にその仕様を公開した。これによりSCSI機器メーカーはそのインタフェースに合わせて機器のドライバーソフトを作れば、互換性が確保されるようになった。  ASPIでは、本来SCSIボードと機器の両方に依存しているデバイスドライバーをSCSIボードに依存したASPIマネージャとSCSI機器に依存したASPIモジュールに分け、両者のインタフェースをASPIに合わせて作ることで、どのSCSIボードと機器の組み合わせでも動くようにしている。