株式会社 SSKPC

A00224 2000/01/01
CD-R CD recordable
データ書き込みが可能なCD。一度書き込んだデータは物理的には書き換えることができない。データを書き込んだディスクはそのまま通常のCDと同じように再生できる。書き込み可能な記憶容量は最大650MB。  最近ではデータ書き込み用ソフトの改良で疑似的に書き換えできるようになっている。これは、CD-Rディスクの空き領域に新データを追加記録し、以前に記録した旧データを読み出せないようにする仕組みである。  CD-Rディスクの形状は通常のCD-ROMと同じで、データ記録面は緑色や青色。ここには有機色素が塗られており、レーザー光線で有機色素の層にピットと呼ばれる焦げ跡を作ることでデジタルデータを記録していく。いったん記録したデータを読み出す際は、有機色素の層を焦がさない程度の弱いレーザー光線を当て、反射するレーザーの強弱を検出する。  音楽用CDやCD-ROMなどを制作する際のテスト用に使ったり、数枚のディスクが欲しい場合に、大量生産が前提のプレス工程を経ないでCDを安価に作れるメリットがある。一度書き込んだら消去できないという特性を生かし、公文書や重要文書の保存などに使われるケースも多い。個人でもデータのバックアップや、マルチメディア作品の配布などに広く使われている。