株式会社 SSKPC

A00242 2000/01/01
CHRP チャープ;common hardware reference platform
米IBMと米アップルコンピュータ、米モトローラが94年11月に発表したPowerPCパソコンの共通仕様。97年に事実上消滅した。PowerPC プラットフォーム(PPCP)またはHRP(ハープ;hardware reference platform)とも呼ばれていた。  IBMとモトローラが提唱したPowerPCパソコン仕様のPReP(PowerPC reference platform)と、米アップルコンピュータのPower Macintoshの仕様を統合し、AIX、Mac OS、Solaris、Windows NT、NetWareなど幅広いOSに対応するマルチプラットフォームを目指した。当初の計画では96年中にも最初のCHRPマシンが登場する予定だったが、製品化は大幅に遅延。対応が予定されていたOSが相次いで離脱し、マルチプラットフォームとしてのCHRPの存在意義は薄らいだ。  CHRPにはMac OSが動作する共通ハードウエア仕様としての意義もあった。しかし、97年にアップルが互換機メーカーに対するMac OSのライセンス供与を停止したため、この点でも存在意義を失った。