株式会社 SSKPC

A00292 2000/01/01
CRTディスプレイ CRT display
ブラウン管を使用した表示装置。パソコンをはじめとする各種コンピューターの表示装置として広く利用されている。  パソコン用で主流のカラーCRTには大きく分けてシャドウマスク方式とアパーチャグリル方式がある。前者は電子銃から発射したビームを特殊な穴開き板(シャドウマスク)を通して、後者はスリット(アパーチャグリル)を通して、目標の蛍光体に正確に当て発光させる。  CRTは真空管の一種であり、原理的には電子銃から電子ビームを発射し、管面の蛍光体に当てて発光させ、文字や映像を表示する。ビームは偏向ヨークと呼ばれる特殊な電磁石の働きで曲げられ、上下左右に方向を変え、管面を照射(走査)する。瞬間的には1カ所にしかビームは当たっていないが、蛍光体の残光と目の残像によって画面全体に文字や図形が表示されているように見える。電子ビームは水平方向を左から右へ走査し、右端まで走査すると、1本下の走査に移る。上から下までの走査が終わると、再び上から走査が始まる。