株式会社 SSKPC

A00488 2000/01/01
FM音源 frequency modulation oscillator
音を発生する装置の一種。パソコンではゲーム中の音楽や効果音として使うことが多い。内蔵されている複数の正弦波を使い、演算、加工することで音を合成する。デジタル方式のシンセサイザーDX-7でヤマハが世界に先駆けて実用化した。  FM音源の特徴は、基本周波数とその倍音に加えて、その中間の周波数の信号も合成できること。このため、いかにもコンピューターが作ったような単調な音ではなく、楽器の音や自然音に近い音も合成できる。  だが、音色を思い通りに作るには熟練が必要で、音源の音色を変化させるのに、いくつかある発振器の周波数比や出力レベル比、接続状態といったさまざまな設定をしなければならない。  最近は音の波形をそのままサンプリングして扱うPCM音源がパソコン用音源として普及してきたこともあり、FM音源はほとんど使われていない。