株式会社 SSKPC

A00548 2000/01/01
HomeRF
家庭内のパソコンと家電機器を無線ネットワークで結ぶことを目的とした規格。98年3月に米国で、米IBM、米インテル、米コンパックコンピュータ、米マイクロソフトなどを中心にパソコン、通信、家電分野の主要企業36社が参加する団体が提唱した。パソコンと家電を無線で通信できるようにすることで、各部屋のエアコンの温度をパソコンで制御したり、子供部屋に置いたビデオカメラを使って書斎からパソコンでモニターするといった家庭内ネットワークの実現を目指す。無線通信には2.4GHzの電波を使い、通信距離は最大100m。データ伝送速度は2Mbps。対応製品は99年後半以降に登場する見通し。例えば、米スリーコムはHomeRF対応の無線LANモジュールを2000年初めには出荷する予定。ただし、日本と米国では利用できる帯域幅や送信電力などの面で通信規制が異なるため、必ずしも米国の仕様がそのまま適用できるわけではない。そこで、HomeRFワーキンググループ日本委員会として、この問題に取り組む組織が98年6月に設立された。インテル、日本アイ・ビー・エム、NEC、日本ヒューレット・パッカードを中心とする計14社が参加している。