A00807 2000/01/01
MP3 MPEG audio layer 3
MPEGが規定している音声圧縮技術の規格のひとつ。高品質の音声データを圧縮記録できるため、インターネットでの音楽配信で注目を集めている。 MPEGの音声圧縮は、利用目的と原音に対する圧縮比率の違いによって3つのレイヤーが定められている。圧縮比率が最も低いレイヤー1は、主にビデオCDなどで用いられる。最も高いレイヤー3(MP3)は、データ転送速度が低い通信環境での利用が考慮されている。 CDと同等の品質の音声ファイルをMPEG Audioで圧縮した場合、レイヤー1だと元の4分の1程度のサイズになるが、レイヤー3だと10分の1から12分の1程度になる。ただし、レイヤー3は圧縮率が高い分、圧縮処理に時間がかかる。 なお、MPEG2に吸収された動画規格のMPEG3とは別物になる。