株式会社 SSKPC

A01064 2000/01/01
RISC リスク;reduced instruction set computer
1クロックで実行できる命令を増やし、実行頻度の高い命令をハードウエアに置き換えるなどの手法で実行効率を向上させたコンピューターの方式。複数のパイプラインを持つスーパースケーラーなどを用いる。  この方式は、CPU自体の構造を単純にできるため、高度な半導体技術が使える。一方、効率良く処理を行うためには、ソフトウエアを最適化することが必要で、コンパイラーなどの負担は重くなる。この考えに基づいて開発されたCPUには、Alpha、ARM、MIPS、PA-RISC、PowerPC、SPARC、SuperHなどがある。  RISCに対して、米インテルのx86シリーズに代表される従来方式はCISCと呼ぶ。しかし、インテルや米AMDの最近のCPUはRISC型CPUで開発された技術を大幅に取り入れて高速化しており、RISCとCISCの区別は意味がなくなりつつある。