株式会社 SSKPC

A01212 2000/01/01
TwinVQ
NTTヒューマンインタフェース研究所が開発した音楽圧縮技術。個々のデータを直接圧縮するのではなく、データをブロックとしてまとめてパターン化し、あらかじめ用意されている標準パターンと比較、最も類似した標準パターンを選択することで圧縮する。ネットワークを介した音楽再生なども考慮されており幅広いデータ転送速度に対応、原音の品質を損わずに、音楽CDのデータの18分の1まで容量を削減できるという。  TwinVQを利用したソフトは、NTTが評価版を配布しているほか、ヤマハが開発したTwinVQ互換のSoundVQ(試用版)がある。またハードウエアとしては、神戸製鋼所が製造しハギワラシスコムが販売する「SD-1」がある。これは圧縮方式にTwinVQ、著作権保護に音声を記録するメディアのIDを使ってデータの暗号化を行うInfoBindを使ったSolidAudio対応の携帯型の音楽プレイヤー。記録用にはスマートメディアを使う。16MBのスマートメディアに、サンプリング周波数44kHz、ステレオで25分、11kHz、モノラルで200分の録音ができる。