株式会社 SSKPC

A01234 2000/01/01
USB universal serial bus
パソコンと周辺機器を結ぶインタフェース規格。Windows 98を搭載したほとんどの新機種で採用している。米アップルコンピュータもApple Desktop Bus(ADB)に代わるインタフェースとして98年8月発売のiMacから採用した。  96年1月に、米インテル、米マイクロソフト、米コンパックコンピュータ、米ディジタルイクイップメント(当時)、米IBM、米ノーザン・テレコム、NECの7社で策定した。キーボードやマウス、モデムなどを1つのインタフェースで接続できるほか、接続が簡単、部品コストが安いなどの特徴がある。  接続できる周辺機器はキーボードやマウス、モデム、スピーカー、プリンター、スキャナー、MO、CD-RWなど多岐に渡る。電源を入れたままで接続できるホットスワッピングと、プラグ・アンド・プレイに対応している。  1台のパソコン(ホスト)を中心としたツリー構造を用いて接続する。USBでは個々の機器をデバイスと呼ぶ。最大127デバイスまでの接続が可能。デバイスはホストを通じて管理され、デバイス同士でデータをやり取りすることはできない。接続ケーブルには電力線も含まれているので、モデムやCCDカメラなどなら電源をホストから得ることができる。  データ転送速度は2種類。12Mbpsのフルスピードモードと1.5Mbpsのロースピードモードがあり、各デバイスは、使用目的に応じたモードを利用する。プリンターやスキャナーはフルスピードモードを、キーボードやマウスはロースピードモードを使うことが想定されている。それぞれケーブルの種類が異なり、ケーブル長は最大でフルスピードモード用が5mまで、ロースピードモード用が3mまでになっている。  音や映像などリアルタイムで送る必要のあるデータの転送にはアイソクロナス転送、キーボードやマウスなど割り込みを必要とするものにはインターラプト転送、モデムなどにはエラー訂正ができるバルク転送、デバイスの認識などではコントロール転送を行う。  99年2月には、データ転送速度を向上させた次世代規格のUSB2.0が発表された。