株式会社 SSKPC

A01380 2000/01/01
xDSL x Digital Subscriber Line
既存の電話線(銅線)を使って高速デジタルデータ通信を可能にする技術の総称。この技術によりデジタル化された加入者電話回線を指すこともある。通話に使われている音声周波数より高い周波数領域を使ってデータ通信を行う。光ファイバーなどのインフラを整備しなくても、既存の電話網を流用して、ISDN回線以上のデータ転送が可能になる。従来の音声通話部分との共存も可能。回線速度が上り(160k~640kbps)と下り(1.5M~9Mbps)で非対称のADSL(asymmetric DSL)、上り下り回線とも同じ転送速度(160k~2Mbps)のSDSL(symmetric DSL)のほか、2対の電話線を使うHDSL(high-bit-rate DSL)、一部光ファイバー回線を適用するVDSL(very high-bit-rate DSL)などの方式がある。電話線の両端、つまり電話局の交換機側とユーザー側にxDSLモデムを設置して通信を行う。パソコンでデータ通信を行う場合、xDSLモデムとパソコンはEthernetケーブル(10BASE-T)などで接続する。