A01778 2000/01/01
コンベンショナルメモリー conventional memory
MS-DOSが直接利用できる640KBまでの範囲のメモリーを指す。アプリケーションの大型化に伴って、MS-DOSのもともとのメモリー空間では足りなくなり、さまざまなメモリー拡張規格が定められた。コンベンショナルメモリーという呼び方は、こうした拡張領域と640KBのメモリー領域を区別するために用いる。 Windows 95/98や、その上で動作するアプリケーションは、MS-DOSのように640KBまでという制限を受けない。しかしWindows 95/98のセットアップ時や、ハードディスクのスキャン（SCANDISK）は、MS-DOS相当の環境で動作するため、コンベンショナルメモリーが足りないというエラーに遭遇することがある。このような場合は、config.sysやautoexec.batファイルを編集して、コンベンショナルメモリーの空き領域を増やす必要がある。