A01934 2000/01/01
セカンドソース second source
マイクロプロセッサーやメモリーなど、自社が開発して販売している製品について、他社に同じ機能や仕様を備えた製品を生産販売する権利を与えること。それによって生産される製品や、権利を得たメーカー自体を指す場合もある。 セカンドソースを受けた企業は製品を独自開発する手間が省ける。市場での評価が確立している製品の権利を受けられれば、販売は比較的容易になる。権利を与える企業にとっても、複数の企業が生産することで供給体制が安定し、ユーザーの信頼を得やすいメリットがある。 インテルの8086系CPUも、初期のころは複数の半導体メーカーにセカンドソースの権利を与えていた。しかし、Pentium以降は実施しておらず、米サイリックスや米AMDなどは、独自に設計した互換CPUを生産販売している。