株式会社 SSKPC

A02023 2000/01/01
チップセット chipset
CPUとメモリー、拡張ボードなどの間で発生するデータの受け渡しを管理する一群のLSIセット。マザーボードの特徴の多くは、どのチップセットを採用しているかによって決まる。メモリーやPCIバスを制御する部分(ノースブリッジ)とISAバスや各種インタフェースを制御する部分(サウスブリッジ)の2つに大きく分かれる。PCIバスの管理が主要な機能であるため、PCIチップセットとも呼ぶ。440LXや440BXといったAGPに対応したチップセットは、インテルの表記では「AGPセット」になる。  主な製品には、Pentium II/III用の440BXやCeleron用の440ZX(いずれもインテル)、K6-2/K6-III/M II用のAladdin V(台湾エイサーラボラトリーズ)やApollo MVP3(台湾VIAテクノロジーズ)などがある。最近は、従来のグラフィックスチップの機能を取り込んだ製品も増えてきた。SiS5598(台湾シリコン・インテグレーテッド・システムズ)やi810(インテル)といった製品がある。99年秋には、ダイレクトRDRAMに対応したPentium III用チップセット「Camino」(開発コード名、インテル)が登場する予定。  チップセットという言葉が注目を集めるようになったのは、インテルが95年1月に発表したPentium用のチップセットである430FX(通称Triton)から。この製品で初めてEDO DRAMやパイプラインバーストSRAMといった高速メモリーが使えるようになり、Pentium搭載パソコンが一気に普及した。