株式会社 SSKPC

A02128 2000/01/01
トークンリング Token Ring
LANの伝送路規格のひとつ。米IBMが開発し、84年にIEEE 802.5として標準化された。Ethernet(IEEE 802.3標準)と並立する規格。伝送速度は4Mbpsと16Mbpsの2種類がある。伝送路は主にツイストペアケーブルを使う。電気信号的には、各パソコンはリング状に配置されるが、物理的な配線はハブを中心に放射状(スター型)配置となる。84年の登場時点では、Ethernetの伝送路はバス型接続の同軸ケーブルのみであり、スター型接続の安価なツイストペアケーブルを使うトークンリングは配線の面で優れていた。その後、Ethernetでもスター型ツイストペアケーブルを使う10BASE-Tが規定されたことからも、トークンリングはLANの配線をバス型からスター型へ、同軸からツイストペアへと移行する契機となったといえる。