A02504 2000/01/01
プロテクトモード protected virtual address mode
80286以降のCPUが備える動作モード。これらのCPUには、16ビットCPUである8086の互換モード（リアルモードまたは実アドレスモード）と、それぞれのCPUの機能を生かせる独自モードがあり、その独自モードのひとつ。1MBを超えるメモリーを扱え、複数プログラムを同時に動かしている時に各プログラムが自分のメモリー領域の外に侵出しないように厳重に保護する機能を備える。保護仮想アドレスモードということもある。OS/2やWindows 3.0などは、プロテクトモードを前提に開発されている。 386以降のプロテクトモードには仮想8086モードも追加してあり、仮想的に複数個の8086を同時に動かす状態を実現できるWindows 95/98などでは、このモードを利用して複数のMS-DOS対応のアプリケーションソフトを同時に動かすことができる。