株式会社 SSKPC

A02714 2000/01/01
リレーショナル型データベース relational database
表形式のデータ(リレーション)を操作するデータベースのこと。表の行はレコード、列はフィールドに相当する。データの検索や更新は表に対する操作となる。構造が単純なため理解しやすく、アプリケーションも構築しやすいのが特徴。  例えば、担当者の名前と会社名と住所でデータベースを作成した場合、これらの項目を1つのデータとしてまとめて管理していると、会社が移転した場合、該当する担当者のデータはすべて住所を書き直す必要がある。しかし、担当者の名前と会社名と住所のデータを別のテーブルで管理して、取引先のデータベースとしておけば、住所を1回書き直せば、該当する担当者のデータすべてに反映される。このようにデータの変更の手間がかからず、最新のデータを正しく管理できるデータベースが構築できるため、現在の主流になっている。  レコード同士を関連付ける処理として、選択(セレクト)、射影(プロジェクション)、結合(ジョイン)などの機能を備える。  選択とは、データベース内からある条件に合致するレコードを引き出し、別のデータベース(テーブル)を作成する機能。例えば、社員の勤務表から残業時間が70時間以上の社員の一覧表を作成する場合などに利用する。  射影とは、データベース内から特定のフィールドを取り出し、別のデータベース(テーブル)を作成する機能。例えば社員のデータベースから氏名と電話番号を取り出して、電話帳を作る場合などに用いる。  結合とは、2つのデータベースを結合し、新しいデータベースを作る。例えば製品名や価格の入っている製品データベースと、1カ月間に売り上げた顧客名と製品数が入っている販売管理データベースを結合して、1カ月間の顧客ごとの売り上げを計算できる。