株式会社 SSKPC

A02726 2000/01/01
レイトレーシング ray tracing
コンピューターグラフィックスで現実感のある立体像を作るための手法のひとつで、光線追跡法ともいう。ある視点に届く光がどこからどのようにして来たのかを、光の道筋を視点側からさかのぼっていくことでレンダリングする。表面の反射、透明度、屈折率などをリアルに表現できる。金属の鍋に映り込む台所の様子や、透明なコップを通して見たテーブルクロスの模様などを現実にある通りに表現したいときに用いる。  方法としては、視点や対象物体などの要素を決め、視点からスタートした光線が、対象物体でどのように反射・屈折して光源に届くかを数学的にシミュレーションする。画像生成の際に1点ずつシミュレーションを行うため、計算に多くの時間がかかる。