株式会社 SSKPC

A02929 2000/01/01
構文解析
文を構成する単語の構造を文法に基づいて分析すること。日本語入力ソフトのかな漢字変換や機械翻訳などで用いられる。  文節の区切り方や、文を構成する単語がどの品詞に当てはまるかを、単語が置かれている文章上の位置から推測したり、単語の前後関係から判定する。例えば、「けんきゅうする」という文を「けんきゅう」+「する」に分けた場合、「する」は文の最後に位置することから動詞である可能性が高い。さらに、「する」の直前にある「けんきゅう」は助詞ではなく、名詞であることが明らかだから、この場合の「する」は「刷る」でも「擦る」でもなく、サ変動詞の「する」だということが分かる。  通常の変換や翻訳のプロセスでは、構文解析の後、単語の意味に基づいた解析(意味解析)を加えて精度を上げるようになっている。