株式会社 SSKPC

A03045 2000/01/01
第五世代コンピューター
通商産業省の第五世代コンピューター開発計画のプロジェクトで開発されたコンピューター。82年から10年計画で開発が行われた。開発主体はこのプロジェクトのために設立されたICOT(新世代コンピュータ技術開発機構)で、富士通など国内の大手コンピューターメーカーが開発に参加した。  プロジェクトで目標としたのは、問題解決・推論、知識ベース、知的インタフェース、知的プログラミングの4つ。しかし、最終的にはPrologを拡張した言語やそれを並列処理するコンピューターPIM(Parallel Inference Machine)の開発にとどまった。  コンピューターの世代は、第一世代が真空管、第二世代がトランジスター、第三世代がICやLSI、第四世代が超LSIといった具合に、中枢となる素子の技術によって分類されてきた。しかし第五世代は、知的な推論機能など、第四世代以前のコンピューターとは大きく機能が異なるシステムとして定義された。