株式会社 SSKPC

A01369 2000/01/01
WPS Windows Printing System
米マイクロソフトが提唱した、Windows上での印刷環境を向上させるためのソフトウエア。97年前半までは、WPSを搭載したプリンターの新製品が目立ったが、98年以降は少なくなった。ネットワーク環境に対応していないため、低価格の個人ユーザー向けページプリンターに搭載される場合が多い。  WPSの第1の特徴は、印刷イメージをパソコン側ですべて生成するか、プリンター側にWindowsのグラフィックス描画機構のGDIを搭載することで、画面表示とまったく同じ印刷結果が得られるようにすること。第2の特徴は、パソコンとプリンターの間で双方向通信を行うことで、紙詰まりや印刷終了などプリンターの状況をパソコン側で確認できるようにすることである。しかし、現在のプリンターのほとんどがWPSを使わずに同じ機能を実現しており、WPSはその役割を終えようとしている。